あなたはご自分の幸せについて
考えたことがありますか。
あなたにとっての幸せとは?
健康だということですか。
お金があるということですか。
思い通りになるということですか。
釈尊は自らの恵まれた環境を振り捨てて出家されたのはどうしてでしょうか。仏教徒である私たちにとって、最も忘れてならないことがそこにあります。ところが、そのことは、今、最も忘れ去られていることでもあるように思います。
釈尊は、どうしても避けることの出来ない苦を見つめられたところに、仏教の出発点があるのです。
その苦とは、
老いゆく苦しみ
病んでゆかねばならない苦しみ
死する苦しみ
であり、避けて通れないとすれば私たちはどうすればいいのでしょうか。
避けることの出来ないものは、乗り越えてゆくしかないのです。そのための知恵を授かることこそが、唯一私たちが幸せになれる道なのです。