それでもあなたは、幸せのために祈りや恵まれることを考えていませんか。
たとえ何に祈っても
それを叶えられることは決してありません。苦は避けて通れないのですから。しかも、私たちは満足ということを知りませんから。
それよりも、私が手を合わせる前に私自身が手を合わされていることに気付かさせていただくことこそが、唯一幸せになれる道なのです。
私が幸せでいたいと思う前に、
私がどうか幸せでいてほしいと願いがかけられているのです。なんとありがたいことでしょうか。
ここに、共に苦をも乗り越えさせていただける喜びがあるのです。
苦はこのとき既に苦ではなく、喜びの種と戴けるのです。