末代無智の在家始終の男女たらんともがらは、
心をひとつにして阿弥陀佛と深くたのみまいらせて、
さらに余のかたへこころをふらず、
一心一向に佛たすけたまへとまうさん衆生をば、
たとひ罪業は深重なりとも、
かならず弥陀如来はすくひましますべし、
これすなはち第十八の念佛往生の誓願のこころなり、
かくのごとく決定してのうえには、
ねてもさめてもいのちのあらんかぎりは、
稱名念佛すべきものなり、
あなかしこあなかしこ
無知―知識がない
知識とは、人間の歴史の中で豊富に蓄えてきたもの。
豊かになった―ものは豊富にあっても果たして豊になったといえるか。
無智―智恵がない
智恵とは佛の智恵をさす。よって人は当然無智である。
佛ではないのだから。
では無智である人はどうするか
佛の智恵に出遭わせて頂く ― 仏の光に照らされてゆく
何をなすべきか ― 何をなさざるべきか
知らされてゆく